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醸造と浦島太郎の町
武豊のお寺
今回は武豊町のお寺からスタート。武豊は昔から醸造業が盛んな地域でかつては 50軒ほどの醸造所があったそうだ。現在は里中地区を中心に数軒が残っている。また、浦島太郎伝説の舞台と考えられている町で、浦島太郎にちなんだ地名などが残っているという。中でも「富貴」という地名は浦島太郎が「負ぶさった」「亀に」という事で「負・亀」の音が転じて「富貴」となったそうな・・・(おばさんのワンポイント武豊豆知識でした)。 さて、醸造蔵が多く集まる里中地区にある 24番徳正寺をお参りした後、ちょっと道草して観光気分で散策してみた。黒い板張りの、昔ながらの建物が続く街並みは情緒満点。矢絣に袴で歩いてみたい気分だが、白衣を着て数珠を手に歩く私も見ようによってはなかなか風情があるかも・・・(と思っているのは本人だけ?)。昔のお遍路さん達もそれぞれの思いを胸にこの街並みを歩いたのだろうか。醸造所の中には昔の醸造用具を見られる醸造伝承館や売店を持つ所もあり、なかなか面白い。子供の夏休みの自由研究の題材に良かったかも、なんて思いつつ車で付近を流していると、JR武豊駅を過ぎた所に古民家のような洒落た構えのお店をみつけた。このお店はカフェスペース、ガラス工房、パン工房、売店からなり、売店では市内6つの味噌蔵の商品が一同に介している。武豊町にお遍路に来た記念にお土産というのも良い思い出になりそう。
さてさて、道草が長くなってしまったが、 25番円観寺へ。突然ですが、私、知多四国八十八ヶ所を巡り終える前に、なんと本四国八十八ヶ所のお参りを終えてしまいました !!・・・と言っても、四国まで行ったわけではない。こちらの弘法堂の前には本四国八十八ヶ所の砂を納めた踏み石があり、そこに立つだけで本四国を巡ったのと同じご利益があるという。そりゃ、踏まなきゃ損ソン。何度も何度も踏みしめてしまった。そして、ふと弘法堂へ目を上げると真っ先に目に入ったのが、前面にで〜んと構えるネコの置物。まわりの雰囲気と全く似あわない漫画チックな置き物にもかかわらず、弘法様より遥か前方のポールポジションに陣取り、しかも厚い座布団まであてがわれたこの高待遇。・・・何かあるに違いない・・・。納経所のお庫裏さんを直撃取材 !!すると「ほっほっほっ。あれ?あれはね、昔誰かが下さったの。かわいいからね、飾っておいたのよ」と朗らかに仰った。
・・・え、それだけ・・・?『弘法様のところに置くなんて』という意見があり、一時期片付けたが、『あのネコは置くべきだ、そう夢枕に出た』という人がいたのでまた飾った、との事。という事はこの寺の由来に猫が関係しているとかそういう訳では・・・「そういう事は全然無いのよ〜、うちの中に猫は沢山いるんだけどね、ほっほっほ〜〜」・・・。限りなく朗らかである。温かい笑顔のお庫裏さんとの楽しい会話に、ご朱印を頂いた以上に得をした気分になった。
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