知多半島は面白い!地元再発見。知多半島情報サイト『知多半島ネット』


お寺はオアシスだ

 亀崎から南下してゆくとお店がどんどん増えてゆき、商業の中心としての半田の顔が見えてくる。名鉄知多半田駅から程近い場所に心惹かれたお寺があった。 20番龍台院。うっそうと木々が茂った境内に入ると、お日様が木々に遮断され薄暗く、外の空間と遮断されたような幻想的な雰囲気が漂う。ワンダーランドに迷い込んだアリスの気分(随分年食ってるアリスだが)。そんな雰囲気を一層盛り上げているのが、おびただしい数のカラフルなビニールロープ。先端には5円玉が付けられて暖簾のようになっている。なんじゃこりゃ?聞くと、これはお参りに来た人達が「ご縁を結ぶ」とかけて5円玉を結んでいったもので自然発生的に広まったそう。木々の生い茂る境内は「手入れにお金がかかってねぇ」とご住職がこぼされていたが、お世辞にも「整然」とは言い難い(失礼)。が、そのうっそうとした緑、ビニールロープのカラフルな色、そこここに置かれた置物の数々が三位一体となり、独特の空気を醸し出していて妙〜に落ち着く空間なのである。マイナスイオンもたっぷり。街なかのオアシス寺と名付けたい。帰り際、ビニールロープの暖簾の一端に私もしっかりと「ごえん」を結ばせて頂いた。


徳川ゆかりの寺

 青山駅近くの商業施設の立ち並ぶエリアにある常楽寺は、徳川家とゆかりのあるお寺で家康が3度立ち寄ったそうである。白壁がずずぃーっと続いて外からでもその大きさが充分想像出来、車で通る度に気になってはいたのだが、あの白壁の中に入るというのは結構勇気がいるですよねぇ・・・。でも今回は堂々と入れるもんね、なんてったって「お遍路さん」ですから。凛々しい仁王像が出迎えてくれる山門を意気揚々とくぐると、想像以上に広い境内と驚くほど立派な本堂。今まで 50寺近く巡って来たが(ああ、そんなに巡ってきたのね。しばし感慨・・・)、これだけ大きなお寺は初めてだ。見回してみると、本堂、弘法堂、納経所の他にも小さなお堂ならんでいる。常楽寺は中心のお寺「本坊」と「塔頭(たっちゅう)」という同じ山号を持つお寺から成る「一山形式」と呼ばれるお寺なのだそうで、点在する建物がそれぞれ一つのお寺。「本社とグループ会社、みたいなもんですかね」とお坊さん。う〜ん、解り易い。大正時代に失火で消失し、昭和になってから建て直されたという本堂は、その規模の大きさから当時の文部省に設計を依頼したといういきさつがある。畳数でいうとなんと200数十畳 !!来年3月8日にはこの本堂で、知多四国霊場開創200年の記念大法要が行われる。檜の柱が贅沢に使われた見事な本堂に上がるチャンスである(事前申し込みが必要。詳しくは後述)。
  15番洞雲院では家康の生母・於大の方のお墓を見たのだが、家康といい於大の方といい、昔歴史の教科書で読んだ人達の気配がすぐ傍にあるという事実に、あぁ、もう少ししっかり勉強しておけばよかったーとしみじみ感じた。後悔先に立たず・・・。そして、今思い出した驚愕の事実!私ってば、大学が仏教系だったじゃな〜い(入学式で、お線香を掲げたお坊さん達が行列しました) !!「仏教学」なんてのも履修した記憶があるけど全く覚えていないので笑うしかないぞ、ははは〜。そんな私が今お遍路をやっているというのも、「ご縁」なのだろうな。

 文化6(1809)年、亮山阿闍梨の夢枕に弘法大師が立ち、知多四国霊場を開くようお告げをしてから200年。来年はどんな発見があるんだろうか、どんな出会いがあるんだろうか。楽しみにしつつ、2008年もお遍路は続く!

 


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