上/一太郎が自宅敷地内に作った最初の工場
中/自動裏こし機(大正8年)
下/カゴメソースの移り変わり |
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カゴメゆかりの地「東海市」に、創業者蟹江一太郎の遺産を一堂に公開した「カゴメ記念館」がある。創業者の一生は、そのままカゴメの歴史でもある。東海市荒尾町は、二十五才の一太郎が明治三十二年にトマトなどの西洋野菜の栽培を手がけた記念の場所だ。明治三十六年には、日本最初のトマトソースの製造が始まり「舶来品に負けないほどおいしい」と高い評価を得たという。その後、トマトケチャップやウスターソースの製造も始め、蟹江家のトマト加工事業は飛躍的な発展をとげた。その後、いろんな試練を乗り越え大正三年には「愛知トマトソース製造合資会社」を設立。大正六年には、三角をふたつ組み合わせた「籠目」をカゴメのシンボルマークにした。そして、大正十二年に「愛知トマト製造株式会社」と社名を改め、近代化への道を歩み始めた。昭和十年頃には、トマトジュース、トマトペースト、ビタミンソースなどの新商品も次々と発売。昭和三十七年、数々の業績を残した一太郎が社長を退任した翌年に「カゴメ株式会社」と社名を変え、カゴメの新しい時代の幕開けを迎えた。
記念館の二階に上がると、右手側に一太郎社長時代の社長室が再現されている。ここから、カゴメの歴史がつくられたと思うと感慨深い。広々とした館内スペースにテーマ別の展示がされているため、分かりやすい。試行錯誤を繰り返してきた長い開発の道のりが展示から、ひしひしと伝わってくる。トマトソースを製造した昔の道具も展示されているが現代にも通じる「創意工夫」を感じる。現代の産業技術は、このような昔の地道な努力の積み重ねによって成り立っている。あらためて、この記念館の意義の大きさを考えさせてくれる。
| カゴメ記念館 DATA |
東海市荒尾町東屋敷108
カゴメ上野工場内
TEL.052-603-1161
名鉄常滑・河和線新日鉄駅から徒歩15分
名鉄常滑・河和線大田川駅からタクシー10分
名古屋高速3号大高出口から車で約10分
伊勢湾岸自動車道東海ICから車で約5分
【開館】9時〜15時
【休館日】土・日・祝日、年末年始など
入館料無料、利用日の1週間前までに予約要
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