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博物館「酢の里」  【半田市】


上/粕酢づくりの資料コーナー 
中/両岸にミツカンの工場が建ち並ぶ半田運河 
下/粕酢づくり
 半田運河の両岸に真っ白なミツカンマークの入った黒板壁の工場が建ち並んでいる。この建物が実に周りの環境に調和し、半田の代表的な観光風景となっている。工場に隣接したところに昔の面影を残した博物館「酢の里」があり、いつも見学者で賑わっている。
 粕酢の歴史をひも解くと、一八〇四年(文化元年)にミツカンを創業した初代中野又左衛門が、それまでの米ではなく酒粕を原料にした「粕酢」の醸造に成功。この粕酢は、芳ばしい風味と飴色の深い色合いが江戸で広まり始めた「にぎりずし」とよく合い、全国に広がったという。
 円い仕込み桶のトンネルをくぐると、昔の酢づくりのさまざまな道具が展示されている。これらの道具が酢づくりの工程のどこで使われるのか、人形で再現されているので分かりやすい。また、展示品から、江戸時代の酢づくりや樽づくりの様子、さらに当時の蔵の職人制度や人々の生活まで知ることができる。今でも、この工程がオートメーション技術に生かされているという。
 酢の香りのする実際の酢づくりが行われている「発酵室」も見学できる。発酵室は酢づくりで一番重要な「酢酸発酵」が行われるところだ。酢のいのちである「味、きき、香り」は、いつの時代になっても変わらない大切なこだわりだろう。


 博物館「酢の里」 DATA

半田市中村町2-6
TEL.0569-24-5111 
FAX.0569-24-5018
http://www.mizkan.co.jp/sunosato/
名鉄河和線知多半田駅から徒歩13分
JR武豊線半田駅から徒歩3分
【開館】9時〜16時(平日)
9時〜15時30分(土・日・祝日)
毎時00分と30分受付
午前の部11時最終受付(12時〜13時休憩)
【休館日】毎月第3日曜日、年末年始、盆休み
入館料無料、電話・FAX・ホームページより予約要



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