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[知多半島 ネット] → [ 知多オピニオンリーダー ] → Vol.28 蟹江健史 氏








東海市高横須賀町西屋敷28−1
TEL 0562(32)0321

http://www.asahiken.jp/


和・洋をボーダレスにしたお菓子づくりを目指して。

もともとは、和菓子店として1912年(大正元年)に創業した旭軒。4代目の蟹江健史氏の時に洋菓子のお店にした。蟹江氏は、和菓子店から洋菓子店に変えた理由を「当時は、時代のニーズが洋菓子を求めていましたし、自分自身も洋菓子に興味があったためです」と、語ってくれた。旭軒の洋菓子は、約200アイテム。季節や日替わりで、つねに100アイテムほどのケーキや焼き菓子を販売しているという。店舗は、東海市の本店のほか名古屋市・常滑市・半田市などにも展開。多くのお客様が訪れている。

旭軒の洋菓子には、スタンダードなものもあるが、ユニークなお菓子も多い。たとえば「ほんの手前みそ」と名付けられたお菓子。ネーミングだけをみると和菓子のようなイメージだが、実はチョコレートケーキなのだ。ベルギー産のチョコレートをつかい開発までに2年間をかけた自信のスイーツである。このほかにも、東海市で盛んな洋ランにちなんだ「蘭」や、名古屋弁の「やっとかめ」とネーミングされたお菓子もつくっている。圧巻は、本店の住所をそのまま名付けた「西屋敷 28‐1のシュー」というお菓子である。蟹江氏は、こうしたユニークなネーミングにしたことを「お菓子を通して日本や地元の文化を発信したいと考えたからです。また、自信作だけに、どうしても日本的なネーミングにしたかったからです」と、話してくれた。
和菓子屋から洋菓子屋へ、そして・・・。「和菓子と洋菓子の垣根を取り払いたいと思っています」と語る蟹江氏。その気持ちは、和菓子と洋菓子の融合にあるという。「いま、和菓子と洋菓子のジャンルを越えたお菓子を研究中です。私は洋菓子出身なので、和菓子の職人さんとも相談しながら、日本や地元の文化を伝えられるようなお菓子をつくりたいと思っています」。日本人のための日本人の新しいお菓子(スイーツ)をつくることが理想とのこと。「たとえば、だんだん季節感がなくなってきています。和菓子と洋菓子を融合したスタイルで、和菓子のようにカタチで季節感を表現できる新しいお菓子をつくりたいんです」。すでに、ネーミングも考えているので、できるだけ早い時期に納得できるお菓子を売り出したいとのことだ。いったい、どんなカタチでどのような味のお菓子ができ上がるのか、楽しみである。

蟹江氏は「洋菓子出身の私が、なぜ和菓子との融合にこだわるのかは、もともと旭軒が和菓子屋であったこともその理由の一つです。最も大きな動機は、日本の古き良きものや文化が、だんだん失われているような気がしたからです。そのアンチテーゼというと大げさかもしれませんが、そうした気持ちをお菓子を通して何とかしたいということですかね」と、熱い気持ちを語ってくれた。

 



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