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知多オピニオンリーダー
] → Vol.30 吉岡洋介 氏
東浦町緒川東米田16-56
TEL 0562-84-7800
www.workshop-jam.com/
吉岡洋介氏が主宰する「ワークショップジャム」は、知多半島北中部の緑豊かな丘にある。以前は牧場だったところで、牛舎は改装されて工房や倉庫となり、サイロはそのまま残されて工房のシンボルとなっている。伊勢湾の彼方に沈む夕陽がきれいに見えるというこの丘の工房に、全国からモノづくりにこだわる人たちが集まり、ガラス・陶器の作品づくりに励んでいる。全ての作品は自分たちで考え出され、手づくりで形にされ、自分たちの手で販売されている。
「みんなには、自分が使いたいものを作って欲しいと言ってるんです。自分が生活していく上でこれがあったらいいな、こんなだったらもっと楽しくなる心地よくなると思うものを作っていけば10人といわないまでも100人にひとりは共感する人がいるものなんです」
「手づくりと量産品との違いは、いかに思い入れがこもっているかということですね。どんな人がどうやって使うのか使ってもらいたいか。その時々の考えや指先ひとつで細部も変えられるんです。だから思いや工夫が相手に伝わっていく。それが手づくりなんです。かといって、例えば正月にしか使わないというのはちょっと違いますけどね。気に入ってもらって、毎日使って頂ける。これが、うれしいんです」と吉岡氏は言う。
吉岡氏の話しから、どうやらキーワードは「うれしい」と見た。
15年前、まさにゼロからジャムを立ち上げた時、作品の展示販売の唯一の手段である東京でのギフトショーの際、知人からやっとのことでスペースを借り展示することができた。注文は1週間に1枚のファックスが来る程度だったが、自分たちが考え作ったものが売れるのは「ほんとにうれしいと思った」という。
以前吉岡氏が関わった事業で、企画・商品化に時間がかかりすぎ、結局モノにならずに埋もれてしまうという経過を数多く見てきた。「それを手がけてきた者にとってはたまらないことですよね。とにかく市場に出してやろうと思うんです。一個でも売れたら、すごくうれしいことなんです」
自らとスタッフが関わったモノを介して、作る側と使う人が「うれしい」と思う。このあたりが吉川氏の考え方の基本にありそうだ。
高校1年の時に既にグラフィックデザインを志し、美大ではインテリアを専攻し、様々な企業でデザインに関わる仕事をしてきた吉岡洋介氏には、モノづくり、デザインについて、当然ながら一家言ある。
「モノづくりには、それなりの責任があるんです。例えばウチで作っている陶器もガラスも自然素材ですから、変なものを作って素材を無駄にするのは地球に申しわけないということです。それに、とんでもないデザインのモノが街にあふれたら、世の中おかしくなってしまうでしょう。でも、そういう風に引っ張っていける可能性のある仕事をしているわけです。ものすごく重大な責任があると思うんですよ」
「僕がやりたいのはインテリアで、それは今も変わらないんです。そして、さらに大きなパブリックスペースまでやりたいですね。人間が生きている空間をいかに心地よいものしていくかということですから、そこまでやらないとと思ってるんです」
吉岡氏、そして「ジャム」は、目標に向かってどう変貌を遂げていくのだろうか。知多半島からさらなる何を発信し続けるのだろうか。Editは興味津々。
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